よく使われる六角ボルトの違いと選び方

3. 異なる機械的特性:

国家規格GB/T 3098.1-2010「ファスナーボルト、ネジ、スタッドの機械的特性」の規定によると、環境寸法10℃～35℃の条件下での炭素鋼および合金鋼製のボルトの機械的特性4.6、4.8、5.6、5.8、6.8、8.8、9.8、10.9、12.9、12.9の10段階あります。

国家規格 GB/T 3098.6-2014「ファスナーの機械的特性 - ステンレス鋼のボルト、ネジ、スタッド」の規定によると、10℃～35℃の環境条件下でのステンレス製ボルトの性能グレードは、鋼材は以下の通りです。
オーステナイト系ステンレス鋼 (A1、A2、A3、A4、A5 グループを含む) で作られたボルトには、機械的性質クラス 50、70、80 があります。 (注: ステンレス鋼ボルトの機械的性質等級マークは 2 つの部分で構成され、最初の部分のマークは鋼のグループ、2 番目の部分は A2-70 のようにダッシュで区切られた性能グレードを示します。以下同様)

C1 族マルテンサイト系ステンレス鋼で作られたボルトの機械的特性グレードは 50、70、110 です。
C3 グループのマルテンサイト系ステンレス鋼で作られたボルトの機械的特性クラスは 80 です。
C4 族マルテンサイト系ステンレス鋼製のボルトの機械的特性等級は 50 および 70 です。
F1 マルテンサイトステンレス鋼で作られたボルトの機械的特性はグレード 45 および 60 です。

国家規格 GB/T 3098.10-1993「締結具の機械的特性 - 非鉄金属製のボルト、ネジ、スタッドおよびナット」によると、次のようになります。

銅および銅合金で作られたボルトの機械的特性は次のとおりです。CU1、CU2、CU3、CU4、CU5、CU6、CU7。
アルミニウムおよびアルミニウム合金製ボルトの機械的性質は、AL1、AL2、AL3、AL4、AL5、AL6 です。
国家規格 GB/T 5780-2016「C 級六角ボルト」は、ねじ仕様 M5 ～ M64、性能等級 4.6 および 4.8 の C 級六角ボルトに適しています。

国家規格GB/T 5782-2016「六角ボルト」はねじ仕様M1.6～M64に適しており、性能等級は5.6、8.8、9.8、10.9、A2-70、A4-70、A2-50、 A4-50、CU2、CU3、AL4 用のグレード A および B の六角ボルト。